2015.03.8
弾むのはソールだけじゃない|adidas Ultra Boost
去る2月最後の土曜日。遂に日本でも『adidas Yeezy Boost』が発売され、大きな話題を呼んだ。
リーク情報や本人が着用した姿が公になると同時に様々な憶測が流れ、ニューヨークファッションウィーク中の2月12日、adidas OriginalsとKanye Westとのコラボレーションが発表され、世界中のファッションフリーク、スニーカーフリークの注目を一心に集めた。
かねてからアディダスは2003年から続くヨウジヤマモトとの『Y-3』やステラ マッカートニー、最近ではラフ・シモンズやリック・オウエンスなど、スポーツブランドの持つ躍動感に、ファッションデザイナーの感性を組み合わせてきた。
いずれも高いデザイン性と最新のテクノロジーを高次元で融合することで、単なる一過性ではなく普遍的な価値を示してきた。Yeezy Boostもその名の通り、ランニングシューズのソールに用いられる“Boost フォーム”を使用しているが、かたや最新にして最高のランニングシューズ『Ultra Boost』が時を同じくして登場した。
『adidas Ultra Boost」
2013年にエナジーブーストが発表された時も、その初めて見る独特なソールの履き心地には非常に興味がわき、片道約14時間のフライトを要したドイツ・ベルリン出張の際は頼もしい相棒として、そのクッション性と足当たりの優しさのおかげで快適な空の旅を送れたのは良い思い出のひとつ。
その後のブーストはソール自体に改良が加えられ、またアッパーに組み合わせる素材も様々なバリエーションが試された。アディダスのアーカイブから着想を得て現代に甦らせたり、最新のテクノロジーや壮大なコラボレーションモデルを実験的にファッション的見地からアプローチするコンソーシアムシリーズでも、ブーストを用いたモデルが複数ラインナップを果たしている。
スポーツギアとしての側面にとどまらず、スニーカーとしても着実に認知を広めつつある中で、今回のウルトラブーストは、この動画を見た瞬間から街履きしたい一足として心待ちにしていました。
デザイン良し、履き心地良しで本当に文句なし。
兼ねてからパフォーマンスロゴのアディダスに心酔する我がUNDEFEATED TOKYOでも、テンポ良く弾むソールのおかげでばっちり会話が弾む一足として取扱いが決定しましたので乞うご期待。