PUMA GV SPECIAL

アルゼンチン出身の“ギレルモ・ヴィラス”は、1970年代にテニスのグランドスラム大会である全仏、全米、全豪を制したトッププレーヤー。そんな彼のシグネチャーモデルがプーマの「GV SPECIAL」。GVとは彼のイニシャルを意味し、インジェクション（射出成型）製法のポリウレタンソールは衝撃吸収性に優れ、プレー中の激しい動きからヴィラスを守った。のちに「GV SPECIAL」はテニスコートだけでなくストリートシーンでも人気となって、世界中の街で愛される存在となり、1990年代には数多くのカラー＆マテリアルバリエーションが展開されていた。

そんなGV SPECIALだが最近は一時の人気はなく、日本のスニーカーシーンでもマイナーな存在に甘んじていたが、今シーズン、タレントのローラをプロモーションに起用するなど、魅力的なバリエーションを次々とリリース。ここ最近人気のクラシックテニスのカテゴリーにおいても注目を集めることに成功している。

ちなみに今回発表された「GV SPECIAL」の各アイテムは、シンプルで洗練された雰囲気のアッパーデザイン、高いクッション性、グリップ性に優れたアウトソールといったスペックは基本継承されているが、一点オリジナルと異なっている点がある。それがミッドソール部分の素材がポリウレタンではなく、EVA（エチルビニールアセテート）に変更されている点だ。今回EVAを採用することによって軽量性が大きくアップ。このスペック変更によってさらなる軽快なフットワークを着用者に与えてくれるはず。そして8,900円（税抜）という買いやすいプライス設定なのもありがたいところだ。