2015.07.9
スニーカー坂 Vol.1 | 南部坂
スニーカーを履いて坂道を巡ります。走りませんが、嗜好としては全力です。
「南部坂」 港区赤坂6丁目と六本木2丁目の界隈
元々坂の途中に南部藩の御屋敷があったことから名付けられた坂道です。坂道によって上りから堪能するか下りから堪能するかといったコダワリがあります。こちらは上りから堪能してほしい坂道ですね。
そしてこの坂道は忠臣蔵の舞台となった坂道でもあります。三次浅野土佐守の下屋敷(現在の赤坂氷川神社の所にあった)にお預けとなっていた浅野匠内頭の正妻瑶泉院と大石内蔵助が討ち入り前に最後の別れを告げた場所でもあります。歌舞伎で有名な「南部坂 雪の別れ」とはこの場所のことです。
坂道を上り先へ進むと赤坂氷川神社があります。僕はこの神社が好きで南部坂を訪れる際には必ず訪れています。六本木、赤坂という都会の中心にありながらもひっそりと江戸の面影を残していること、神社は江戸後期の建築様式をしっかりと留めているのもいいです。
坂道の評価要素。
・湾曲
・地形のバランス
・高低差
・江戸の情緒を残しているか
・坂の名前または逸話
赤坂と言えば蕎麦屋・砂場です。美味です。
このお店は司馬遼太郎氏の”街道をゆく”でも語られています。以下引用
あいにく満員で、しばらく待った。待ちつつながめると、客の半分はどこかのオフィスから出てきた重役ふうの老紳士で、なかには好みのいい和服姿の中年婦人もいた。みなソバにはうるさそうな人達だが、かといってソバで会社をつぶす心配はない。とはいいつつも、昼めしを食うというより数奇を食うという風韻で食っている。
昼めしを食うのではなく数寄を食う。的を得ている言葉がなんとも印象的です。
さてこの坂道にオススメな1足はこちらです。
〈NIKE〉 『FLYKNIT MAX』 ¥23,760
アッパーに軽量性の高さとフィット性を実現するパフォーマンスニットアッパーを全面に採用。 ソールは屈曲性、クッション性、軽量性に優れた360マックスエアを搭載。最高なフィット性とクッション性を実現したエアマックスの最高峰モデル。盛夏に向けてオススメです。特に軽量性に関しては逸品なので一度履くとローテーション率が高くなります。こちらはカラーも合わせやすい一足。
スニーカーを履いて坂道を巡ろう。