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2015.08.28

スニーカー坂 Vol.4 | 暗闇坂

スニーカーを履いて坂道を巡ります。

 

突然ですが、古地図好きです。というか地図好きです。地図をつまみに楽しくお酒を飲めます。

 

以前に某番組を拝見していたら架空の地図を製作している団体がいると、何気なく見ているとその内容の素晴らしさに驚愕。人口、行政、産業などが綿密に計算され、それらに基づき町が形成されていることで、その町の過去、現代、未来までもが地図から読み取れます。

 

例えば、川が唐突に二股に分かれているがそれは水害対策として昭和何年に川の水路を拡散することで洪水を避けたとか、町の郊外に”風の通り道”なる総延長は不明だが縦に長い公園的な場所があるがそこは新幹線の幹線予定地だった、市の政策の力不足により誘致がままならず空地となってしまった、などその水準の高さは、何も聞かず渡されれば実在する町と錯覚してしまうほどの内容。

 

ここからは僕の憶測ですが、この町は城下町であり町の構成からして江戸時代初頭に転封されてきた外様大名が統治しており石高はおよそ7~10万石程度、あくまでも表高で、実際には20~30万石ほどの生産力があったと想定されます。江戸幕府300年の間は安定した政策により統治者は変わらず、明治までに至ったと考えられます。江戸時代は肥沃な地形からして農業により栄えましたが、明治以降は特にこれといった産業もなく、駅の規模から考えてもさほど日本の産業を支えるような事柄もなく、戦後は駅周辺の整備によりベットタウンとして栄えている町だと想定できますね。ということでこの架空の地図を入手できないかといまだに想いを馳せています。

 

ちなみにこちらから閲覧できます。

http://imgcity.chirijin.com/?page_id=578

 

「暗闇坂」 港区元麻布1丁目界隈

 

まだ坂道ビギナーだった頃に、魅了された名坂の1つです。この坂道はその名の通り、江戸時代には樹木が鬱蒼と生い茂り、左右は崖となっていることから昼間でも日が当たらないような坂だったことから命名されています。現在は高級マンションが隣接をしていますが、道幅の狭さ、湾曲具合など当時の面影を少なからず現在に残しています。

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坂上までたどり着くと下り坂として右手は一本木坂、左手は大黒坂となっています。またその場所には麻布ヒルズという立派なマンションがありますが、こちらは当時、大名屋敷でした。麻布は現在もハイソサエティーな場所ですが江戸の頃から麻布地区は大名の下屋敷が連ねる場所でした。

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湾曲加減や斜向具合がいい味をだしています。

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下りは一本木坂か大黒坂か毎度悩みますね。

 

さてこの坂道にオススメな1足はこちらです。

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〈Reebok CLASSIC〉 『AZTEC OG SLATE』  ¥16,200

Reebok CLASSIC生誕120周年を記念して名作ランニングシューズ“AZTEC”完全復刻モデルが発売されました。デザイン、素材など当時のシルエットを忠実に再現しています。ブランド創業が1895年ということで、世界1895足限定発売という洒落もきいているスペシャルモデルとなっています。この一見、いなたい感じの面構えが、絶妙な雰囲気を醸し出していますね。コーディネイトに合わせるとなると玄人向けですが、ぜひチャレンジしていただきたい一足です。ドレススタイルに足元はこちらのシューズを合わせるなんていうのは、とても粋な組み合わせですね。今日のミーティングで乞食のレイヤードスタイルは参考になるなんて言う話が出ましたが、たしかに言われてみると、そのアウターとそれとそれをレイヤードって、アリじゃないかなんて思う時もあります。

 

本能というのは人間の最大の感覚なのかもしれませんね。

 

スニーカーを履いて坂道を巡ろう。

V66695-2

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