2015.08.2
NIKE AIR MAX ’95 ULTRA JACQUARD | ULTRA
〈ナイキ〉の『エアマックス‘95』は今年で20周年を迎えるが、今夏はそれを盛り上げるかのように、このモデルをベースとしたニューモデルが2アイテム発表された。それが『エアマックス’95ウルトラジャガード』と『ウィメンズ エアマックス‘95ウルトラ』だ。
『エアマックス’95ウルトラジャガード』は一枚仕立てのジャガード織素材とナイキフライワイヤーを組み合わせたアッパー構造を用いることで、オリジナルのデザインテイストを継承しつつ、フィット感を始めとした機能性の向上に成功。ナイキのデザイナーであるベン・ユンによるクリエーションだ。
『ウィメンズ エアマックス‘95ウルトラ』はワールドワイドでヒットモデルとなった『ローシワン』を手掛けたナイキの若手デザイナー、ディラン・ラーシュの作品で、縫製を必要としないフィルムをアッパーに使用したり、前足部のビジブルエアをなくすなど、オリジナルよりもミニマルなデザインとし、彼の作品に共通してみられるコンセプト“Less is More”すなわち「より少ないことはより豊かなこと」を体現している。
これらモデルは古くからの『エアマックス’95』のファンと新しい世代のスニーカーフリークの両方から好意的に受け入れられた。これまでもカラー&マテリアルのアップデートだけでなく、その時代の最新テクノロジー、例えばアッパーにハイパーフューズやエンジニアードメッシュを用いたり、ソールユニットに360°ビジブルのエアユニットを装備した『エアマックス‘95』のバリエーションがリリースされたこともあるが、今回の2モデルはそのどれよりも独自性が高い。
一方で翌週にリリースされたオリジナルモデルを忠実に復刻していた『エアマックス‘95 OG』のほうも良好なセールスを記録したのは興味深いところ。2015年は今後も様々な『エアマックス’95』がリリースされるという情報があるので、このモデルのファンには嬉しい一年になりそうだ。
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