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2015.09.19

スニーカー坂 Vol.5 | 寺郷坂

スニーカーを履いて坂道を巡ります。

 

突然ですが、玉川上水好きです。

 

京王線や中央線にお住いの方は何気なくその川を見ている方が多いかと思いますが、そこには歴史のロマンを感じる、一大土木作業が成された建造物なのです。江戸時代初頭、江戸の町はひどい湿地帯で、水はけの悪さ、飲料としての飲み水が乏しい地帯でした。そこで江戸幕府が行った政策の1つが上下水道の整備です。それは多摩川の上流から人工的な川を作るという途方もない事業であり、もちろん当時は、土木器具などは一切なしです。人力のみで全長40kmほどを川が下るように地形を緻密に計算して江戸の四谷まで飲料としての水をひいてきました。

 

その足跡を辿るように川沿いを歩いてみれば、新たな発見があるかもしれません。シルバーウィークに玉川上水ツアーというのは魅力的ですね。

 

「寺郷坂」 目黒区中根2丁目界隈

 

目黒区は坂道が多い地域になります。その理由として川という地形が根拠としてあります。東京都と神奈川県の県境となっている多摩川の支流が目黒区には張り巡らされています。現在その支流の多くは暗渠(あんきょ)となってしまい、肉眼では見る事が出来ないですが、昭和初期の目黒区の地図を見ると支流が血管のように目黒区には流れているのがわかります。つまり川があるということは谷があるということになります。その川により形成された谷が坂道となるのです。

暗渠(あんきょ):地下に設けた水路のこと

 

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寺郷坂の最大の魅力と言えば、この立派な長屋門です。あまりにも唐突に現れるので初見の時はビックリした記憶があります。中にはどんな建物が、と思い覗き込んでみると、敷地内にはこれもまた立派な家屋があり、どうやら現在も住宅として使用されているみたいです。昔、このあたりは岡田の森と呼ばれ、森のすそを流れる呑川には水車もあったといいます。このお家は代々名主をつとめた旧家で、風格のある母屋や長屋門は江戸時代に作られたそうな。

 

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シンプルながらも勾配の具合がほど良いです。

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塀も良きかな。良きかな。

 

さてこの坂道にオススメな1足はこちらです。

 

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〈NIKE SPORTSWEAR〉 『NIKE AIR HUARACHE UTILITY』  ¥14,040(税込み)

アイコニックブーティにテクニカルプロテクションを備えた『HUARACHE(ハラチ)』のウィンタライズドバージョンです。従来の『HUARACHE(ハラチ)』とは違いアッパーの仕様が変化しています。その機能性もさることながら、ミニマムなデザインとなっているのでコーディネイトにもさらに合わせやすくなっています。

 

昨今の『HUARACHE(ハラチ)』人気は留まるところを知りません。オールホワイトやブラックといったワントーンデザインのモデルは即完売でした。もはや『HUARACHE(ハラチ)』さえ履いていればお洒落といった様相を呈してきています。 以前にも同じような内容を『PUMP FURY』で書きましたが、スニーカーの需要は明らかに数年前とは様変わりしています。まだまだその状況は変動していくかと。

 

スニーカーを履いて坂道を巡ろう。

 

■スニーカー坂バックナンバー:http://sneakerheroes.net/author/atmos-abe/

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