2015.10.2
NIKE SB | ナイキ エスビー
‘90年代中期に『トログ』のようなアクションスポーツ対応シューズをリリースしていた〈ナイキ〉だが、本格的にスケートボードカテゴリーに参入したのは2002年のこと。
インソール部分にズームエアを配した『ダンク プロ SB』をリリースすることで、〈NIKE SB〉というニューカテゴリーを創設し、世界中のスケーターたちから好意的に迎えられることとなる。
そんな〈NIKE SB〉だが、現在はポール・ロドリゲス、エリック・コストン、ステファン・ジャノスキといった豪華な契約スケーターを取りそろえており、彼らのシグネチャーモデルも良好なセールスを記録しているが、実はそのかなりの部分はスケートボード用途ではなく、ストリートシーンでの着用となっている。
その理由としては他ブランドのスケートボードシューズと比較してスタイリッシュなデザインを採用しており、特にステファン・ジャノスキのモデルが顕著だが、ベーシックなファッションコーディネートとも相性がよいことが挙げられる。
筆者の周囲でも「最近はナイキの商品群のなかで〈NIKE SB〉のラインアップが一番気に入っている!」という人間は少なくない。カジュアルテイスト溢れるデザインでありながら、快適な履き心地をキープしてくれるズームエア搭載インソールやルナロン製インソールを採用しているのも、人気となっている大きな理由だ。
昔ながらのバルカナイズ製法のキャンバススニーカーを一日中履いていると疲れるといった声も少なくないが、スタイリッシュなデザインと高機能スペックを巧みに融合した〈NIKE SB〉ならその心配は不要。今後も〈NIKE SB〉の快進撃が予想される。