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2015.11.4

Challenger LINE SNEAKERS | チャレンジャー ライン スニーカー

2009年に、元プロスケーターの”田口 悟(SATORU TAGUCHI)”によって立ち上げられ、原宿にヘッドショップを構える人気ウェアブランド〈Challenger(チャレンジャー)〉。
challenger_logo

 

車、バイク、スケートボード、楽器をはじめ、男が何歳になっても愛情を注ぎ込み熱中して止まないガキの遊び道具が詰まったガレージ。そこには無骨で男臭い道具から、時には繊細で優美なアートやグラフィック、様々なユースカルチャーが重なり、共鳴し、いくつものカルチャーやヒーローが生まれてきた。
そんな夢の詰まったガレージを、独自の概念で捉えた「アメリカン・ガレージ」をブランド背景・コンセプトとし、自分たちが影響を受けた様々な文化的背景を、様々な技法や拘った手描きのグラフィックで新しく紐解きながら、魅力的なプロダクトを産み出し続けている。

 

デザイナーの田口氏は、90年代にその類い稀な身体能力を活かし、存在感に溢れたスケートスタイルで多くのスケートメディアを賑わし、数々の名作スケートヴィデオでも素晴らしいパートを残した人物。そして、これまでにいくつかのウェアブランドのデザインやディレクションに関わり、経験してきた全てを凝縮しアウトプットする自身のブランドでは、独自の世界観を表現し具現化する事に成功している。

 

そして同ブランドでは、コラボレーションも積極的に取り入れ、これまでに〈NEIGHBORHOOD(ネイバーフッド)〉、〈WTAPS(ダブルタップス)〉をはじめとする国内の主要ブランドから、〈VIBERG BOOT〉、〈TRICKER’S BOOT〉などの海外の老舗ブーツメーカー、はたまた〈V.C JOHNSON〉、〈HUF〉、〈CHOCOLATE〉、〈THRASHER〉など海外のアーティスト、スケートカンパニーなどとのコラボアイテムをリリースし、多くのフォロワーを魅了し続けている。

 

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今回はそんなコレクションの中から、『LINE SNEAKERS』をピックアップして紹介したいと思います。オーセンティックなキャンバスのアッパーに、クラシカルなバルカナイズ・ソールとベーシックなデザインの〈Challenger〉 『LINE SNEAKERS』。シューズデザインで最も目を引くポイントが2つ。サイドパネルからヒールカウンターにかけて引かれた2本のラバープリント・ラインが、体の動きによってボトムスの裾部分から覗き、静かなアクセントとして主張する。そしてアウトソールはクリア素材で出来ており、透けて見えるミッドソールに記されたブランドロゴに大胆なセンスを感じます。

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■Challenger LINE SNEAKERS
カラーは、ナチュラル、ネイビー、レッドの全3色展開。
¥16,200 (TAX IN)

 

そして今回は、ブランドコンセプトの一つにある、スケートに関するプロダクトにも注目してみたい。
これまでもオリジナルのデッキ、コラボデッキを発売してきた〈Challenger(チャレンジャー)〉だが、今シーズンは、昨年めでたく20周年を迎えたアメリカの老舗スケートカンパニー〈Chocolate(チョコレート)〉とのコラボデッキを発表した。

 

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■CHOCOLATE×CHALLENGER SMU CHUNK DECK
8inch、7.875 inchの2サイズ展開。
¥11,880(TAX IN)

 

〈Chocolate(チョコレート)〉は、もともと〈Girl(ガール)〉の兄弟ブランド的なスタンスでスタート。ともにスケートをした事がある人なら、この2つを知らない人はいないと言っても過言ではない位のビッグカンパニーで、発足当時、スケート・エリート集団的存在だった〈Girl(ガール)〉に対して、〈Chocolate(チョコレート)〉は個性的なライディング・スタイルを魅せるライダーが多く在籍し人気を博しました。いくつかのアクシデントが重なり、チーム〈Chocolate(チョコレート)〉の人気は低迷を続けます。今回はその〈Chocolate(チョコレート)〉を知るために、彼らが再出発を図った時にリリースした作品のイントロをまずは見てもらいたい。

 

■chocolate street takeover

 

スケートボードの楽しさをシンプルに映像化した街中でのフルプッシュ。
実際この作品では個々のライダーのスキルフルなライディングはモチロンだが、作中全体にスケートボードの楽しさを感じ取れるパートが数多く収録されている。そしてこのウィットに富んだ映像作品にも負けず劣らず、プロダクトのデザインやグラフィックも毎シーズン独創的なものが多く、これまでに多くのスケーターを虜にしてきた。

 

長年この〈Chocolate(チョコレート)〉のグラフィックデザインを手掛けてきた”EVAN HECOX(エヴァン・ヒーコックス)”は現在、世界中の有名ギャラリーで作品を発表するコンテンポラリー・アーティストとしても活躍しています。

 

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EVAN HECOX(エヴァン・ヒーコックス) photo by Tomofumi Nakayama

 

デザイナー田口氏の愛車である『TRIUMPH 1955 650cc BLACK BIRD』を、”EVAN HECOX(エヴァン・ヒーコックス)”が独創的な空気感溢れるアート手法にて描き上げ、〈Challenger〉のブランドロゴをエヴァンのオリジナルフォントで描き加えシンプルに仕上がっています。長きに渡り、スケートボード文化に身を置いてきた田口氏にとって、これまでの〈Chocolate(チョコレート)〉のデザイン系譜の流れを組んだ今回のデッキデザインには、喜びもひとしおだったに違いないでしょう。

 

多面的で、僕たちの子供心を常にくすぐる様々な仕掛けが随所に散りばめられたウェアブランド〈Challenger(チャレンジャー)〉。今回のプロダクトをキッカケにこれから注目してみてはいかがでしょうか??

 

■CHALLENGER
所在地:〒150-0001 東京都渋谷区神宮前2-18-7-101
TEL:03-3423-1919
営業時間:12:00~20:00
URL : http://www.challengerworks.com/

challenger

 

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