Sneaker addict vol.2 | AIR JORDAN 1 （エアジョーダン 1）

今年は〈AIR JORDAN〉が記念すべき30周年を迎え、先日11年ぶりのマイケルジョーダンの来日、30周年を祝う”MUSEUM 23 TOKYO”が開催されたのも記憶に新しい。

自分が初めて買ったスニーカーは偶然にも 『AIR JORDAN 1 1994年モデル』。それは確か約20年ぐらい前のこと。確か中学3年生、当時インターネットなどが無い時代で”雑誌”が最先端の情報収集方法、BOON、ASAYANなどのファッション誌を愛読していた青春時代でもある。

■『AIR JORDAN1』

『AIR JORDAN 1 』の復刻モデル、通称『AIR JORAN 1 1994 (1994年に発売されたため) 』をBOONの片隅に載っていたSHOPから通販したのを今でも覚えている。バスケットボール少年では無かったのだが、スラムダンクの影響もあったのかもしれない。マイケルジョーダンと同じシューズを履くことで、スーパースター気分が味わえ、同じ様に高く飛べるんじゃないかって子供ながらにも思っていた。しかしそれがシグニチャーモデルの醍醐味でもある。
正にその1足からスニーカーというものに興味を持ち、今の職業にも至る自分のルーツとも言えるそのスニーカーは20年経っても未だに大切に手元に取ってある。近年では嬉しいことに「OG」と呼ばれる当時を出来る限り忠実に再現した『AIR JORDAN 1 』がリリースされているが、カニエウエスト着用後は、世界的に人気が急上昇。マニアによる激しい争奪戦により買いづらくなった現実もある。

余談ではあるが、2001年に『AJ1黒赤』、『AJ1黒青』が復刻販売されたが、当時は定価でも普通にどこのお店でも売れ残っており、制限無く何足でも購入できたのは懐かしい思い出(笑)。30年経った今も流行廃りは関係なく『AIR JORDAN 1』は自分の中では、別格であり決して色褪せることの無い永久定番である。

※ちょっと脱線した話ですが、スニーカーヘッズ達の間では、マニアにしか分からない世界共通の話題があり、それはコミニケーションツールでもある。仕事がら海外に行くこともあるが、正に”スモールワールド”。「そのスニーカーやばいね、いいね！どこで買ったの？」 なんてスニーカーひとつから会話が始まることも珍しくないし、それが楽しかったりもする。面白い話では、最近の若者達の間では、〈JORDAN（ジョーダン〉 はイチスニーカーのブランドとなっており、”マイケル・ジョーダン”という選手がいたことを知らない子達も実際に居るのが現状。賛否両論ではあるが、好きになるきっかけは人それぞれであり、そこからスニーカーを好きになってくれる取っ掛かりにでもなってくれたら良いのではと個人的には思います。