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2016.02.9

映画「SNEAKER HEADZ」

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2007年春にスニーカーを題材とした「JUST FOR KICKS」が日本でも公開された。アメリカを始めとしたスニーカーマニアを取材した構成で、この作品はのちにDVD化もされたが、それ以来となるスニーカーを題材とした本格的な作品が昨年末に公開された。それが11月28日に渋谷のシネクイントを皮切りに日本国内での公開がスタートした映画「SNEAKER HEADZ」。

 

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スニーカーを単なるスポーツシューズや履物ではなく、サブカルチャーとしてピックアップしている。ニューヨーク、ロンドン、パリ、ミラノetc.海外の都市を珍しいスニーカーを履いて歩いていると、「どこで買ったの?」と聞かれることもしばしばで、スニーカーは音楽と同じように「世界の共通言語」となったといっても過言ではない。この映画ではミタスニーカーズの国井氏やステープルデザインのジェフ・ステープルにインタビューしたり、いくつかのスニーカーにまつわるトピックスを紹介しつつ、過熱するスニーカーマーケットを軸にポジティブな面とネガティブな面の両方を描いている。

 

今から20年以上前、アメリカでは『エアジョーダンV』を巡って殺人事件が起こり、この悲劇はスニーカーフリークの間では語り継がれているが、この映画を見て知ったのは、こうした悲劇は現在も繰り返され、減る兆しがないということ。スニーカーカルチャーは最近では老若男女を問わず盛り上がっているが、何事も行き過ぎはよくないということを再認識した。

 

 

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