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2016.02.11

NIKE AIR MAX 2016 | ナイキ エアマックス 2016

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1987年にスポーツシューズ業界で初めてテクノロジーのビジブル化に成功したのが〈ナイキ〉の『エアマックス』である。当初はエアの容量の最大化のために変形したエアバッグをサイド方向に逃がすための窓を開けた機能的なアプローチから誕生したが、ナイキエアを視認できるということは、同時に店頭におけるプロモーションツールともなった。

 

そんなエアマックスシリーズはシーズン毎にエアの容量を増大させていき、ビジブルの面積も拡大していった。そして同シリーズは体重がどちらかいうと重めのアスリートにピッタリなランニングシューズとして確固たるポジションを築くとともに、そのインパクトのあるデザインにより、ストリートシーンでも高い人気をキープ。特に1995年にリリースされた『エアマックス‘95』は日本市場において30万円を超すプレミアムプライスを設定するショップも現れるなど、そのブームは一種の社会現象にもなった。

 

現在も『エアマックス』はファッションシーンにおいて高い人気をキープ。昨年末に発表された『エアマックス2016』は、前モデルである『エアマックス2015』にも採用されたワンピースのナイキエアユニットの搭載、ナイキブランドの象徴であるスウッシュをつま先部分に大きく配した大胆なデザインが特徴であり、2万円を超えるプライスゾーンでありながら、発売以来良好なセールスを記録。ハイプライスゾーンのランニングシューズマーケットを〈ニューバランス〉の各モデル、〈アディダス〉の『ウルトラブースト』とともにリードする存在となっている。

 

 

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