2016.02.25
REEBOK FURY LITE|リーボック フューリー ライト
1994年にデビューした『インスタポンプフューリー』は、空気が入るブラッダー自体がアッパーの一部となる構造、”グラフライト”と呼ばれる土踏まず部分のミッドソールを取り去ったデザインなど、その斬新なシルエットでリリースから1年ほどが経過したのちに日本のストリートシーンで大ブレイクを果たす。
あれから21年が経過した現在も〈リーボック〉の『インスタポンプフューリー』は根強い人気をキープ。いまだにスニーカーのセールスランキングの上位を占めている。そんな『インスタポンプフューリー』に2015年、弟分ともいうべきモデルが登場した。それが『フューリーライト』と呼ばれる〈リーボック クラシック〉にラインアップされるシューズだ。
■『REEBOK FURYLITE』
このシューズの特徴は『インスタポンプフューリー』のフォルムやディテールをある程度継承しつつ、インスタポンプなどの機能は排除している点。それにより買いやすいプライスを実現している。実際に履いてみるとフィット感もよく、長時間の街歩きでも快適。ランニングなど実際のスポーツには向かないが、様々なカジュアルシーンで着用できるだろう。”インスタポンプ”のテクノロジーが採用されていない点を指摘するスニーカーフリークもいるかもしれないが、実際に空気圧をきちんと調整してフィットさせている人間のほうが少ないから、その点はあまり問題にならないだろう。デビュー以来良好なセールスを記録している『フューリーライト』だが、そのトータルバランスの高さを考えると、今後〈リーボック クラシック〉における重要度が増していくことは明らかである。
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