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2016.04.21

スニーカー坂 vol.20 | 幽霊坂

スニーカーを履いて坂道を巡ります。

 

■ 「幽霊坂」港区三田3丁目界隈

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幽霊坂です。都内には、幽霊坂と呼ばれている坂道が7ヶ所ほどあります。その由来は、林が生い茂っていることで昼間でも暗かったり、坂の途中に墓地があったりと、実際に幽霊が出没しそうな坂道に命名されます。ことこの幽霊坂は、その中でも選りすぐりであり、街灯の少なさ、古びた木造建ての建物、寺、墓地といった要素がすべて盛り込まれていて、そのため夜間に通行する際には、小走りになるほど嫌な感じがします。江戸時代にもきっと同じことを感じていた人がいたのでしょうね。

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余談です。現在の東京には飲食店が、無数に、しかも昼夜関係なく営業していますが、江戸も一緒で、飲食店が多い町でした。江戸のファーストフードは蕎麦であり、あちらこちらに出店として点在していました。また、寿司屋も出店が多く点在していました。今でこそ寿司は一口サイズですが、当時のネタのボリュームは今の3倍ぐらいの大きさ。おにぎりサイズです。元来から日本人はファーストフード文化を受け入れやすかったわけですね。

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札の辻の歩道橋から見る、夜の東京タワーが好きです。

 

さて今回は、オススメな本のご紹介です。

 

〈東京スニーカー史〉 著書 小澤匡行氏 ¥1,620

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ファッションを中心にフリーエディターとして活躍している小澤氏による「東京スニーカー史」、90年代のスニーカームーブメントの礎を築いたキーパーソン達から得た証言を元に構成された内容。第11章にも及ぶ構成で、過去、現代、未来までを見据えた、まさに東京スニーカーカルチャーの解体新書的な読み応えある内容となっています。書店、amazonで購入可能ですので、お手に取ってみて下さい。いつか、、東京坂道スニーカー本を出してみたいものですな。

 

東京スニーカー史を読もう。

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