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2016.06.19

スニーカー坂 vol.24 | 雲南坂

スニーカーを履いて坂道と鳥越祭を巡ります。

 

■ 「鳥越祭」

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先日、両国・江戸東京博物館に来訪、特別展・真田丸を堪能しました。その後、折角なので、浅草橋駅まで散歩を決行。

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蔵前橋から隅田川を越え、駅まで向かう途中で、ふと祭りに遭遇。下町の祭り、露店もしっかりと充実していることから少しテンションが上がる。

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何気なしにフラフラしていると、物凄い人ゴミを発見。その直後、怒涛の掛け声と群衆とともに、大きな神輿が突っ込んでくるじゃないですか。もはや突っ込んでくる勢い。それからは、騒然、揉みくちゃ。この時点では、何の祭りかも分からず。ただ、江戸の祭りだ!下町文化だ!と、人ゴミに押しつぶされそうになりながらも、さらにテンションが上がる。さすがにこれは通常の祭りとは規模が違うという事に気付き、調べたところ、鳥越祭という都内でも有数の祭りであることが発覚。それも、千貫神輿というおよそ4tもの重量の神輿がメインで。また、千貫神輿の発祥だと言うではありませんか。しかも、三社祭り並みに、荒々しい催しで、火事と喧嘩は江戸の華と言わんばかりの由緒正しき祭り。とここで、目の前で血を流している人を発見。恐ろしや。

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そして、この祭りのメインディッシュが鳥越神社に宮入するフィナーレ。夜もとっぷりと更け、提灯の灯りでライトアップされた神輿とそれに付き添う大名行列のような物々しい人々。それらが動き出した瞬間からは、もう暴動です。一揆です。クーデターですよ。幻想的な神輿と行列に見とれている余裕もなく、身の危険を感じました。江戸の文化に触れたのは喜ばしいことですが、もう一度行くかと問われたら躊躇せざるをえないです。それほど田舎育ちには衝撃的な祭り。それにしても博物館が遠い過去に。

 

■ 「雲南坂」港区赤坂1丁目界隈

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雲南坂です。由来は、この界隈に、東禅寺の分家があり、そこの和尚である嶺南(後に雲南)から命名されました。アメリカ大使館を抜け、ホテルオークラを横に進んだ先にある坂道です。元来から独特の雰囲気を醸し出している場所です。人気もほとんどなく、通行する車と言えば、タクシーぐらい。都会の中心に位置しながらも、閑散としています。そんな雲南坂の魅力と言えば、坂と並行している塀と、当時の名残りを残した道幅ですね。どことなく情緒があり、好ましいです。ただ、大使館が近いので、警官が多く物々しい雰囲気がありますが、江戸時代は、大名屋敷が連なる場所でしたので、それすらも当時の面影と思えば一興です。

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坂下には、汐見坂、榎坂があります。三方に分かれて坂があるというのも稀有な場所です。

この界隈は、地形の隆起が激しく、太古の昔は、陸と海の境目として溶食を繰り返したことでしょう。

 

さてこの坂道にオススメなスニーカーはこちらです。

 

〈KEEN〉 UNEEK O2 ¥11,880

 

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今年のオススメサンダルは、間違いなく”UNEEK O2”です。履き心地はもちろんのこと、何よりも軽さが逸品。こちらのモデルは、従来の”UNEEK”よりもフィッティング性が向上していることで、ハードな場面でも着用が出来ます。アッパーに施された2本のコードは、各々の足の形に合うように構成されているので、ノンストレスな体感を味わえます。盛夏を向かるに辺り、フェスやキャンプといったシーンからタウンユースでも堪能できる汎用性の高いサンダルです。

 

スニーカーを履いて坂道を巡ろう。

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