2016.06.10

セレクトショップ『MORTAR(モータル)』

■MORTAR （モータル）とは？

古くから数々の名ショップが軒を連ね、現在の東京ストリートカルチャーにおける、基盤の一つを育んだエリアである「神南・ファイヤー通り」。2016年の現在、新たな盛り上がりを魅せるこのエリアに、「スケートボード × ファッション」を枢軸にしたコンセプチュアルなセレクトショップ〈MORTAR（モータル）〉がオープンした。

オープン前日に開かれたレセプションパーティでは、プロスケーター、写真家、モデルなどとして活躍する”ALEX OLSON（アレックス・オルソン）”と〈SARCASTIC（サキャスティック）〉のディレクターでダンスミュージック・シーンで古くから活躍する”PAUL T（ポール・ティー）”が来日し、DJセットを披露。ファッション、スケート関連の関係者などを含む約700人程度の来場者を前にスペシャルな宴が開かれた。

■早速、お店に行ってみた！！

気になるショップについてリポートすると、まず入口横の外壁には、プロスケーター・写真家として活動する”荒木塁“のフォトワークスに、ミューラリスト”KAMI（カミ）”と“SASU（サス）”によるユニットプロジェクト〈HITOTZUKI（ヒトツキ）〉のペイントが施されたコラボレーション・アートが鎮座する。公私に渡って交流のある彼らだが、オフィシャルでは本作品が初の共作セッションとなるそうだ。

・荒木塁 : http://www.luiaraki.com/
・HITOTZUKI : http://www.hitotzuki.com/

白を基調としたシンプルでミニマライズな1Fの店内には、ハイエンドからストリートブランドまで、洗練されたアイテムセレクトがラインナップされる。

■お店がスケートパークに早変わり！

そして〈MORTAR（モータル）〉の真骨頂ともいえる2Fのスケートプロダクト・フロアには、〈FELEM SKATEPARK BUILDER（フェレム・スケートパーク・ビルダー）〉の施工によるスケートセクションを兼ねた什器と、〈HITOTZUKI（ヒトツキ）〉によるペイントワークが施される。そして売り場には選び抜かれたスケートプロダクトの数々に加え、現在のスタイルにマッチするスケートシューズも所狭しと陳列される。

・felem WEB SITE : http://www.felem.com/

この什器併用の店内セクションを使い、毎月第１、第３土曜日の閉店後の20時30分からフリー・スケートセッションが開催されており、入場料500円でワンドリンク付きのエンジョイプライスとなっているのも嬉しい。（見学者は入場無料）

とある日のセッションの模様はコチラ！

さらに清澄白河で本店を構える〈iki ESPRESSO（イキエスプレッソ）〉の本格カフェに加え、スケートやカルチャー雑誌、スマホ充電用の電源までも完備されたチルアウトスペースを併設したあたりは快適さの極み！　そして細かな什器一つにも拘り、陳列されるアパレルを吊るすハンガーには、滑り終わったスケートデッキを加工し、スケーター自身が作品を生み出す〈MAD WOOD（マッドウッド）〉が制作したハンガーを採用するなど、細部に至るまで店内はスケート愛に満ち溢れている。