2016.06.26
EMERICA The Reynolds Low Vulc × Independent
本ウェブメディアをご覧のみなさんには、馴染みの薄い名前かも知れませんが、20年以上続く老舗のスケートシューズ・ブランド〈EMERICA(エメリカ)〉。
創業者は、過去のコラムでも触れた、元フリースタイル・スケートの世界チャンピオン“ピエール・アンドレ・セニゼルグ”。彼は、フランスのシューズメーカー〈Etnies(エトニーズ)〉ヘのデザイン提供からデザイナーの道を歩み、〈Etnies(エトニーズ)〉販売の全権利を自社の傘下に収め、ビジネスマンとしても成功したスケーターの一人です。
その〈Etnies(エトニーズ)〉を運営する会社から派生する形で、〈éS(エス)〉と〈EMERICA(エメリカ)〉というブランドがほぼ同時期に誕生します。
〈EMERICA(エメリカ)〉
新ブランドがアメリカに根ざし、成功するブランドへ育つような名前を模索したと言われています。これまでに運営してきた〈Etnies(エトニーズ)〉。これをアメリカで根付かせたいという思いから〈Etnies America(エトニーズ・アメリカ)〉を短縮する形で〈EMERICA(エメリカ)〉と名付けられたというのが通説です。
そして〈EMERICA(エメリカ)〉は、ブランド設立当初から、オールドスクールな雰囲気を漂わせ、オーセンティックなスタイル、ロックテイスト、スケートボードのコアな部分を失う事なく現在まで人気を博しています。
その人気を裏付けるように、所属ライダーには、80年代からプロスケーターとして活躍し、ドローイング・アーティスト、写真家としての顔も持つ“ED TEMPLETON(エド・テンプルトン)”。スケートブランド〈VOLCOM(ボルコム)〉が9年ぶりに発表したフルレングスビデオ「HOLLY STOKES!(ホーリーストークス!)」でも超絶スキルを魅せつけた“COLLIN PROVOST(コリン・プロヴォスト)”。2000年代初頭に頭角を表し、〈ZOOYORK(ズーヨーク)〉のライダーとして活躍する“BRANDON WESTGATE(ブランドン・ウェストゲート)”といった新旧の豪華な顔ぶれが揃い踏みです。
そして、90年代に一斉を風靡し、今なお現役のプロスケーターとして活躍し、昨今のスケート業界では”BOSS”の相性で親しまれる“ANDREW RAYNOLDS(アンドリュー・レイノルズ)”。
そう今回は、彼のシグネチャーシューズと、40年近い歴史を持つトラックカンパニー〈Independent Trucks(インディペンデント・トラックス)〉のコラボモデルになります。1976年の誕生から現在まで『BUILT TO GRIND(魅力的なグラインド)』を掲げ、スケートボードの歴史の一部でもある信頼のトラックカンパニー〈Independent Trucks(インディペンデント・トラックス)〉。
アメリカのミュージシャンには、このブランド精神の信望者も多く、〈Independent Trucks(インディペンデント・トラックス)〉の定番クロスロゴの入ったウェアやキャップなどを身につけている事も多く見受けられます。
“ANDREW RAYNOLDS(アンドリュー・レイノルズ)”自身は、〈Independent Trucks(インディペンデント・トラックス)〉のライダーとして長きに渡る信頼関係を築き、ルーツを重んじるパートナーシップから今回のコラボレーションが生まれました。
シュータンには、〈Independent Trucks(インディペンデント・トラックス)〉のアイアンクロスとレイノルズのネームタグ、アクセルナットを象ったシューレット、ヒールカウンターには〈Independent Trucks(インディペンデント・トラックス〉のプリントが入ります。インナーソールには、“ANDREW RAYNOLDS(アンドリュー・レイノルズ)”のデッキのフォトプリントをあしらい随所に拘りをみせるデザインとなっています。
EMERICA The Reynolds Low Vulc × Independent
■価格:¥11,016円
■問い合せ先:PHORGUN(ホーガン)
■WEB:PHORGUN(ホーガン)