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2016.09.3

LAKAI FOOTWEAR(ラカイ・フットウェア)特集【第2章】|THE SHOES WE SKATE.

『LAKAI OR DIE』

 

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前回は“MIKE CARROL(マイクキャロル)”と“RICK HOWARD(リック・ハワード)”が、ビッグカンパニーからの脱退を機に、新ブランドの設立という人生で大きな挑戦を計画した所まで触れてみました。

 

ビッグカンパニーからのサポートを蹴り、「オブ・ザ・スケーター、バイ・ザ・スケーター、フォー・ザ・スケーター」というスタンスを掲げ、ブランドの運営からシューズ開発、デザインに至るまで、全ての工程にスケーターが携わることにこだわり、スケートボードへの一途な姿勢を示し、チームライダーやユーザーと真の信頼関係を目指す道を選びます。そんな彼らの最大の人気と特徴は、チーム全体が醸し出すポジティブな姿勢、奇想天外な発想やユーモア溢れるブランディングで、それらは彼らの作るメディア広告やヴィデオの随所に表現されています。

 

以前、〈LAKAI FOOTWEAR(ラカイ・フットウェア)〉のライダーとして在籍していた陽気なキャラの“BRABDON BIEBLE(ブランドン・ビーブル)”は「チーム全員が家族みたいなものだし、LAKAIで過ごす一瞬一瞬が本当に楽しいんだ。」とコメント。そのブランドコンセプトを間近に肌で感じ取り体現していた一人だと思います。

 

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そしてスケーターが、スケーターのためにデザインしたシューズ〈LAKAI FOOTWEAR(ラカイ・フットウェア)〉が、いまではスケーター以外の人たちからも人気を博しています。

 



OWEN

 

OWEN(BLACK SUEDE)¥9,200+TAX

 

FLACO

FLACO(BLACK SUEDE)¥11,800+TAX

 

FREMONT

 

FREMONT(BLACK SUEDE)¥1,3000+TAX

 

全てLAKAI FOOTWEAR JAPAN

 

 

そんなスケートシューズを身に付ける上で、当然その目的であるスケートボードとの関係性を把握していると、より一層と思い入れも変わってくることでしょう。

 

スケートシューズは履き心地はモチロン、自身のトリックとの相性、スタイルとの親和性などが選考基準の上位にあると思いますが、ブランド創業の背景、創設者やそのブランドコンセプト、デザインからカラーリング、チームライダーのスケートスタイルなどなど…シューズ・プロダクトとしての機能面以外にも多くのストーリーが存在し、そこからも魅力を感じ取ることが出来ます。

 

それらのスケートやカンパニー、ライダーなどにまつわる情報の多くは、これまで雑誌やDVD(VHSヴィデオ)を中心に手に入れる事が出来ました。2016年の現在、スケートボードを取り巻くメディア環境は、これらのナショナルメディアに加え、大小のウェブメディア、SNSにネット配信のスケート映像など、数多くのコンテンツが溢れており、その背景を探るスケートボーダーやフォロワーには恵まれた環境にあると思います。

 

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その中の一つである、カンパニー名義でリリースされるフルレングス・ムービーは、カンパニーが抱えるプロ・アマライダーはモチロン、多くの友人や親交のあるスケーターが出演したり、映像を撮るフィルマーや構成を指揮するディレクターの趣味嗜好、映像としての流行やカンパニーとしての方向性などをダイレクトに解釈する事が出来る素晴らしいメディアだと思います。そんなスケート・ムービーの中には古くから『旅』をコンセプトにした作品が多く存在し、国内はもとより世界中を巡りスケートスポットを探し出しては、持てる全てのスケートスキルを発揮し、また新たなスポットへとツアーを重ねてきています。

 

某カルチャー雑誌やスケート専門誌でも長年語り草となっている、スケートボードと旅の相性は言わずと知れたベストマッチングであり、見た事のないスケートスポットや環境の違う路面状況、食べた事のない食事に現地スケーターとの交流など、スケートボードと言う一つの遊び道具を媒介に、様々なモノが運命的に繋がっていくなんとも奇跡的な乗り物のように感じてしまいます。

 

〈LAKAI FOOTWEAR(ラカイ・フットウェア)〉が発信するユーモアに溢れたメディア

 

〈LAKAI FOOTWEAR(ラカイ・フットウェア)〉においてもそれは例外ではなく、ブランド発足時にはすぐさまツアーを敢行しました。オーストラリアをツアーまとめた「Australia Tour(オーストラリアツアー)」を皮切りに、翌年にはEUツアーの記録をまとめた「Beware of the Flare(ビーウェア・オブ・ザ・フレア)」を発表します。

 

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90年代のスケートヴィデオの世界で、早くから音楽や映像へのエフェクトを取り入れた先駆者であったビデオグラファー“TY EVANCE(タイ・エバンス)”。古くから“MIKE CARROL(マイクキャロル)”、“RICK HOWARD(リック・ハワード)”と親交が深く、彼らがディレクションするデッキカンパニーの作品を多く手掛けてきた来た彼が、旧友の“DAN WOLFE(ダン・ウォルフ)”と2002年に手掛けた作品で、ヨーロッパの主要国のスケートスポットを転戦していきます。

 

Beware Of The Flare (2002)

 

ロンドンを皮切りにドイツ、フランス、スペイン、ポルトガルの各地を訪れてはスケートデモを開催。彼ら位のスーパースケーターが地元に来るってなるとそれはちょっとしたお祭り騒ぎです。そしてローカルショップやスケーターとのセッションを通じ、未知のスポットや新たな才能が発見されたり、新しいライダーが加入したり、旅には新しい出来事が満載です。そしてそれらを記録したスケートムービーの楽しみには、移動やスケートの際の珍道中、アクシデント、ライダーたちの日常、世界各国のスケート事情に加えて、彼らの卓越したスケートトリックとファンにはたまらないメディアの一つなのであります。

 

当然、観終わった後にはスケートデッキ片手に旅に出たくなっちゃうのもお約束もんです。

 

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そして、そこから5年後の2007年には3作目となる「Fully Flared(フューリー・フレアード)」を発表します。個人的な意見ですが、〈LAKAI FOOTWEAR(ラカイ・フットウェア)〉の黄金期とも言えるライダーが勢揃いし、前作に続き“TY EVANCE(タイ・エバンス)”が、世界の“SPIKE JONES(スパイク・ジョーンズ)”と指揮を取ります。今作は前作から一転し、スケートボードのトリックを真摯に撮影する個人パートの多くで構成されます。しかし、彼らのアイディアはこれまでのスケートボードムービーの概念をぶちこわす様々な仕掛けがそこかしこに盛り込まれました。

 

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ハリウッドでも最高峰の特殊爆薬効果チームを導入し、ハリウッド映画にも引けを取らないオープニングに度肝を抜かれたスケーターも少なくないことでしょう。そして、スケートヴィデオとして初めて高精細カメラを導入した作品でもあります。この作品でスケート界に劇的なカムバックを果たした“GUY MARIANO(ガイ・マリアーノ)”はUS TRANSWORLD誌の「ベストストリート」賞と「ベストビデオパート」賞をW受賞します。作品事体も「ベストビデオパート」賞を受賞する快挙を成し遂げ、歴史に名を刻むベストビデオの1本として多くのスケーターから賞賛を集めます。さらに作品のトリを務めた“MARK JOHNSON(マーク・ジョンソン)”が“THARSHER MAGAZINE(スラッシャー・マガジン)”の主催するこの年の「S.T.O.Y(スケーター・オブ・ザ・イヤー)」を受賞し、〈LAKAI FOOTWEAR(ラカイ・フットウェア)〉の地位を揺るぎないものにしていきます。

 

Fully Flared (2007)

 

さらにその2年後の2009年、イギリスのトリップホップ・ミュージックのオリジネーターユニット、“UNKLE(アンクル)”が発表した「Heaven(ヘブン)」のMVとして、この作品映像の一部やオフショットに加え、別アングルカットを使った映像をリ・エディットしたものが採用されました。その映像美や発想の面白さに魅了されたのは、スケーターだけではなかったという事の証ではないでしょうか。

 

UNKLE – Heaven(2009)

 

スケートボードを枢軸に様々なセンスを発揮するそんな〈LAKAI FOOTWEAR(ラカイ・フットウェア)〉のシューズに興味が湧いたものの、「スケートシューズの種類が多すぎて、何を選んで良いか分かんない!」っていうスニーカーファンの皆さん、最初の一足は…

 

●スケートショップスタッフのオススメ。
●出会った靴とのフィーリング。
●好きなブランドとのコラボモデル。
●カラーやデザインの好み。
●○○クンが履いてたから。
●シグネチャーモデルだから!

 

と言う理由で選んでしまっていいと個人的には考えます。

 

そしてもし、スケートシューズをキッカケにスケートボード自体に興味が湧いたり、実際にスケートボードを真剣にやり出した時に、それらのプロダクトが持つ特性や、機能面などの細かい点に注目していけば、素敵なスケートボードライフがあなたを待っているかもしれません。

 

いやぁ~スケートボード(スケートシューズ)って本当に素晴らしいですね。
次回は〈LAKAI FOOTWEAR(ラカイ・フットウェア)〉2016年、秋の新作モデルを一同に紹介したいと思います。

 

Thanks to
Guru’s Cut & Stand

GURUS

http://www.gurus-cut.com/

 

Guru’s Cut & Stand
リアル・スケーターのスタイリストが多く在籍する、東京・祐天寺のカットサロン「Guru’s Cut&Stand(グルズ カット&スタンド)」。Cut(美容室)とStand(モノを売る場所)をメインコンセプトに、スケートカルチャーにまつわる様々なアーカーブメディアや、ここでしか手に入らない商品などが魅力のスケーターズ・ベンチ。〈BEAMS T〉とコラボTシャツをリリースしたり、様々なインディブランドの取り扱いなど独自のスタンスが人気のカットサロン。

 

〠153-0052 東京都目黒区祐天寺1-22-10
03・6412・8953

 

 

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LAKAI more information
LAKAI FOOTWEAR JAPAN
B’s INTERNATIONAL 03・5768・3344
www.lakai.jp

 

 

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