『スニーカーに導かれて　東京編』NECK FACE “STRAY DOG NIGHTMARE”

ゲリラ的連載である『スニーカーに導かれて』の第3弾！

先日、東山にあるショップ「PARADISE TOKYO」の一周年を記念して、”NECK FACE”氏を迎えたパーティー・アートショーが行われた。

“NECK FACE“とはロサンゼルスを拠点に活動しているグラフィティアーティストである。
2013年にNIKEとコラボレーションしたスニーカーをリリースするなど多岐にわたる活躍をしている。
私自身、ストリートにボムしたタグをたびたび見かけていた”NECK FACE”

2014年にロサンゼルスのとあるギャラリーにたまたま訪れた時、酒に溺れる妖怪のような容姿のクリーチャーが、ギャラリーの壁中に描かれて衝撃を受けたのを今でも覚えている。

〈THRASHER〉からリリースされるビデオの中で、彼が酒を飲む姿を見かけるが謎に包まれている。
普段からロサンゼルスの某バーでパーティーを開くことが多いが、遥か遠い日本に来るのはレアだ。ということで、私は心躍らせながら、会場へ向かった。

会場に着くと同時にマントを羽織った”NECK FACE”が登場。登場して数秒、彼はビールを手に取り、それを水のように流し込み、次々とボトルを空けていった。
私の想像通りの彼の姿に感動した。
しかし、その容姿とは裏腹で、誰に対しても暖かく振舞っていた。

2014年にロサンゼルスのギャラリーに描かれていた、”酒に溺れるクリーチャー”は彼自身を表していたのでは???
長い間気になっていた”NECK FACE”という人物の正体と、彼が描くグラフィックの謎の一端を見ることができたところで、私は帰路に着いたのであった。

また、会場には〈VANS〉のイベントで同時期に来日していた、”ROWAN ZORILLA”も来ていた。
約1年前に、オークランドで行われた〈VANS〉のデモを見に行った話をすると、あんなとこまで来てくれたのか！と嬉しそうにリアクションしてくれた。

NECK FACEの個展は9月25日(日)まで、東山にある〈PARADISE TOKYO〉で開催されている。

渋谷近辺には”NECK FACE”のボムがあちらこちらに散らばっている。お気に入りのスニーカーを履いて探しに出てはいかがであろうか。