2016.10.13
スニーカー坂 vol.29 | 桜坂
スニーカーを履いて坂道を巡ります。
■ 「桜坂」 太田区田園調布本町19番地
揺れる木洩れ日、かおる桜坂、と言えばここです。そうです。福山雅治の桜坂のモチーフとなった坂道です。桜の名所として都内でも有数の場所であり、オンシーズンには多くの花見客が訪れます。この道は、旧中原街道という、歴史ある道で、徳川家康が江戸に入府する際に使用したと言われています。江戸初期には、参勤交代にも使われ、東海道の整備が行き届くと鞍替えとなりましたが、運送路として活躍をしました。また、この坂道は切通しで、人力で切り開いた道です。当時の人々は岩肌をノミとトンカチだけで削ったというのは、今では想像も出来ない土木工事ですね。儚い曲と歌詞で知名度を高めた桜坂ですが、奥深い歴史を持った坂道です。
赤い橋と坂道の構図が絶妙です。
愛と知っていたのに、春はやってくるのに、、、といった甘酸っぱくも苦い歌詞ですが、江戸の頃は、食酢を運送するための主要道路ということで、御酢街道なんて呼ばれていたことも、過去も現在も酸味が強い坂道です。お後がよろしいようで。
さてこの坂道にオススメなスニーカーはこちらです。
〈adidas Originals〉 TUBULAR DOOM PK ¥25,369
タイヤのインナーチューブからインスピレーションを受けたという斬新なデザインが特徴のadidas Originalsの名作モデル。フューチャリスティックなその見た目はモードからストリートといったスタイルに合わせられる高い汎用性を持ち合わせています。トレンドであるオーバーサイズのコートと合わせても相性は抜群です。進化を続けるスニーカーの今を伝えるに相応しいモデルとなります。
スニーカーを履いて坂道を巡ろう。