2016.11.28
スニーカー坂 vol.31 | 三日月坂
スニーカーを履いて坂道を巡ります。
■ 「三日月坂」北区赤羽4丁目
数年前までこの坂道から徒歩1分の場所に住んでいまして、よく坂上から住宅街を見下ろしていたものです。北区は武蔵野台地と呼ばれる高低差が多くある場所に位置しています。紀元前まで遡ると、この界隈まで海の侵食が進んでいました。北に荒川、西に隅田川といった東京を囲む大河の影響も大きな要因です。さて話が脱線しましたが、この三日月坂は、大正初期に、大日本帝国が運営する火工品製造所があり、その工場の往来のために切り開かれた坂道でした。ですが、工場が爆発事故で焼失、その後、工場跡地に住宅が建ち並ぶようになりました。そして、住宅街に寄り添うように、坂上に三日月茶屋と呼ばれるお店があり、そこから三日月坂と命名されたとのこと。実際に坂上は高台で見晴らしも良く、晴れた日には、キレイな月を見上げることができますので、店主が三日月茶屋と命名したことも頷けますね。
この坂を上り、丘の頂上まで向かうと、古風な寺があり、室町時代末期にはこの土地に、太田道灌のお城があったとされています。
東京に上京して始めて住んだ街であり、深い思い出と気持ちが交錯する赤羽です。近所のスーパーから林屋ぺーが派手なピンクの衣装を着て、全速力で飛び出してきたのは未だに忘れられない出来事です。最近では、赤羽が織り成す独特な雰囲気と住民をフォーカスした山田孝之のドラマで話題となりましたね。本当に変な人が多いですよ、あの街は。
さてこの坂道にオススメなスニーカーはこちらです。
〈NIKE SPORTSWEAR〉 NIKE AIR PRESTO MID UTILITY ¥15,120
新作のスニーカーブーツコレクションからコンフォートシューズであるAIR PRESTOをブーツ仕様にアップデートしたモデルが登場。耐久性、耐水性といった機能美もさることながら圧縮型のPHYLONフォームにより、軽量クッショニングも兼備した充実したファンクションは、まさにスニーカーとブーツの融合体。デザインではマットな質感が、ソリッドな表情を持たせ、ハイエンドなスタイルにも合わせられる高い汎用性が魅力的なモデルとなります。これがあれば雨の日でも、雪の日でも、坂道が巡れますよ。
スニーカーを履いて坂道を巡ろう。