2016.12.20
いまさら聞けないスニーカー | #1 スニーカーの部位の名前
前職では、話すときになるべく和製英語を使わないと言う事を心がけていました。しかし、ファッション、スニーカー業界では、そうは行かない。特にスニーカーの部位。例えば、「最新技術を駆使した甲革に映える美しい靴紐の蛍光黄色。靴底は前作の技術も取り入れつつ…」なんてかっこよく無いし、逆にわかりにくいです。とはいえ、はじめてスニーカーを買おうなんて思った人が、その記事を見て、『???』なんて思う事もあると思うのです。難しい所ですね。
と言う事で、私のようなスニーカー初心者の方のために、今回は、これだけ知っておけば何とかなる!という、スニーカーの部位の名前を図解したいと思います。
イラスト提供:graffitikicks
アッパー
ソール以外の足の甲を覆っている部分です。スニーカーを語る上で必ずと言っていいほど出てくる単語です。
ライニング(インナー)
アッパーの内側の事です。ライニング、ライナー、インナーなど色々な呼び方があります。
シューレース
いわゆる靴紐です。靴紐の代わりにマジックテープなどのベルトが使われるスニーカーは「ベルクロ」と呼ばれます。
シューレースホール
靴紐を通す穴です。上から通したり下から通したり。
(シュー)タン
足の甲に当たる部分で、“ベロ”なんて言う人もいます。最近ではアッパー部分と一体になっているスニーカーが増えてきましたが、もともとは人それぞれの足の形にフィットするようにと可動できるようになっているのです。
ソール
スニーカーでは、ミッドソールとアウトソール(と内側のインソール)をあわせてソールと言います。ブーツやパンプスなどはヒール全体が同素材で出来ている事がほとんどなので、スニーカーならではの分け方かも知れません。
アウトソール
靴底に位置します。直接地面につく部分で、スニーカーの用途(ランニング用、ウォーキング用など)によって硬さが違います。
ミッドソール
ソールのうち、靴底の上の部分です。“スニーカー=歩きやすい”と言うイメージはここから生まれるといっても過言ではありません。各ブランドが最も力を入れる部分の一つで、低反発の素材を入れたり、エアを入れたり。
このあたりを知っておけば何とかなると思います。他にもブランドによって、呼び方が違ったり、指す部位が違ったり、ロゴやマークにも呼び方があったりしますが。それについては、また。