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2017.03.7

スニーカー坂 vol.37 | 鎧坂

スニーカーを履いて坂道を巡ります。

 

■ 「鎧坂」文京区本郷4丁目界隈

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前回に続き、文京区の坂道ですね。今回ご紹介する坂道はこと多くの文豪達が愛した坂道です。界隈には、樋口一葉や宮沢賢治が居住していた場所が今も残されています。宮沢賢治の下宿跡に面した場所にあったとされる”注文の多い料理店”は、ここから誕生したんだとか。坂道は、ひっそりと存在し、車道ではなく歩道専用というポイントも魅力的です。

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現在は静かな住宅街ですが、江戸時代の頃はあたり一面、菊畑だったそうで、開花の時期にはそれは彩り豊かな美しい光景が広がっていたそうな。菊は、下級武士の重要な資金源だったようです。坂名の由来は台地に跨ったさまが、あぶみのように見えることから命名されました。

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坂道近辺には、樋口一葉が使用したとされる井戸や貧しい生活を支えるために通ったとされる質屋・伊勢屋が今も残されています。今は5000円札で有名な彼女ですが、厳しい生活の中で作品を作り続けていたのです。自分がお札のアイコンになるとは夢にも思っていなかったでしょうね。文京区は坂道だけでなく、どこかノスタルジックな路地や建物が多く残されています。まだ春うららとはいきませんが、ぜひ散策して欲しい場所です。

 

さてこの坂道にオススメなスニーカーはこちらです。

 

〈NIKE SPORTSWEAR〉 NIKE AIR MAX 95 ULTRA ESSENTIAL ¥18,360

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キングオブスニーカーの1つであるAIR MAX 95、誰もが知っているエアマックス狩りなど90年代の社会現象的なブームを牽引したモデルである。補強問題でファーストモデル以降から仕様が変更となり、アッパー部分のシングルかダブルステッチかといった細かいディテールでさえもコレクターを沸かせた逸話が残っている。さらに驚きなのが、当時の新聞欄の天声人語でもスニーカーについて語られており、その勢いが若者だけでなく、多くの人々から注目を集めていたことを裏付ける一因が見てとれる。時を経た今もスニーカーヘッズを中心に多くの支持を集めている。そんな名品が現代版にアップデート、よりミニマムなデザインになったアッパーは、当時を知る人もそうでない人もデイリーに履き回しができるプレミアムな一足だ。

 

スニーカーを履いて坂道を巡ろう。

BS703

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