スニーカー坂 vol.38 | 瀬田夕日坂

スニーカーを履いて坂道を巡ります。

■　「瀬田夕日坂」 世田谷区瀬田1丁目

二子玉川近辺にある瀬田夕日坂。二子玉川と言えば、休日には家族連れの人々でごった返し、駅ビルは大いに賑わっている印象ですが、それは再開発後のごく最近の話であり、数10年前の二子玉川は田んぼや畑が広がる農耕地帯でした。さらに遡ること江戸時代には、江戸の殿様が鷹狩りに訪れた場所でもあり、都心から少し離れた息抜きスポットなのは今も昔も変わらないのもしれません。大井町線・上野毛駅から徒歩で二子玉川方面に向かうと環八を越えた辺りから急な坂道に出くわします。それは多摩川の長い歴史が作り出した扇状地帯となり、崖から降るような勾配を乗り越えねばたどり着くことはできなく、そんな地形が作り出した坂道が瀬田夕日坂です。坂上からは遮るものがなく、多摩川からの広大な平野から降り注ぐ日差しを拝むことができ、天気が良ければ、遠く高尾山や富士山をバックに夕日を堪能することもできます。意外と知られていませんが二子玉川近辺は自然が多く、川はもちろんですが、ちょっとした森も隣接し、コンクリートジャングルに疲れたメンタルを癒してくれるスポットです。

坂上の入口から少しばかり上がっているため、一見すると見通しが悪く、奥に進まないとこの坂の良さが体感できないのも乙なものです。駅近辺がメッカですが、ちょっと歩くと二子玉川商店街という通りが存在し、昔ながらの定食屋や渋い中華屋など魅力溢れる飲食店が立ち並んでいます。

さてこの坂道にオススメなスニーカーはこちらです。

〈NIKE SPORTSWEAR〉　NIKE AIR MAX 95 ULTRA ESSENTIAL　¥21,600

すでに定番になりつつあるNIKE AF1 ULTRA FLYKNIT、往年の名作モデルをフライニット仕様にアップデートした逸品だ。オリジナルモデルより50%にも及ぶ軽量性を確保し、不屈のデザイン性と最先端のファンクションとの融合は、登場時から多くの人々を魅了した。こちらの新モデルは、ブルートーンのカラーリングが春先にはもってこいであり、スプリングコートや軽やかなシャツなど軽快なコーディネイトに合わせて欲しいモデルだ。

スニーカーを履いて坂道を巡ろう。