2015.03.23
AIR MAXのデザインとエアバッグの形状変化
THE EVOLUTION OF VISIBLE AIR
いまや当たり前になった〈NIKE〉のエアクッショニング・テクノロジー。こうやってフットウェアのデザイン・エアバッグの進化を年代別に並べたモノをみると試行錯誤しながら変化してきた歴史が分かりますね〜。
3.26のAIR MAX DAYにむけて、こんな動画が公開されています。
ソールの全面から、前後分割へ。そして、また全面へ。進化するたびに、どんどん複雑な形状で大容量になっているのがわかります。さて改めて、このNIKE AIRについて調べてみました。
「NIKE AIRの特徴」
へ〜、そうなんだー。とわかったところで、そもそも最初に搭載されたモデルを調べてみました。〈NIKE〉のランニングシューズにエアバッグが搭載されたのは、1979年に発売された「TAILWINDOW」からです。
そして、その8年後の1987年に「AIR MAX 1」が登場しました。ビジブルエアという最新技術で、当時ビジネスが停滞していた〈NIKE〉は一気に盛り上がって行きます。
ビジブルエアの形状は、1991年に発売された「AIR MAX 180」は、ビジュアルもカラーリングも、かなりの衝撃を受けたのを覚えています。
そして、1993年に発売された「AIR MAX 93」は、270°のビジブル化に成功! ブローモールディング(射出成形)と呼ぶ新しいエアソールの製法。エア マックス 93に初めて使われたこのテクノロジーは、気圧に頼ることなくエアソールを立体的に作ることを可能にし、これにより前足部の曲線に合わせたエアソールを作ることが可能になったそうです。
そして、人気が大爆発した1995年発売の「AIR MAX 95」は、実は発売当初は即日完売ではなく、売れ残っていたのは知っている人は、当時のマニアでしょう(笑)
「イモムシ」など呼ばれていた一瞬の不遇の時期を過ごした後、なんと30万円で販売しても売れる事態になりました…当然、ニセモノも出回って大変な騒動に。
そして、ついに1997年発売の「AIR MAX 97」の登場です。限りなく360°ビジブルエアに近いこの「AIR MAX」は、ルックスも宇宙的な雰囲気のモノになり、「AIR MAX 95」以降の「AIR MAX」を牽引するモデルになったと思います。
今では当たり前になった360°ビジブルエアも、2003 → 2006 → 2014とさらに進化を遂げてきました。現在の「AIR MAX」に搭載されているエアに関しては、こちらをどうぞ「MAX AIR」。
現在は、ついにアッパーが Free Fly knit になり、「NIKE FREE FLY KNIT AIR MAX 」が誕生。フィット感とクッション生の両方を兼ね備えたモデルに発展しています。
さらに、過去では考えられなかったのですが、NIKE IDで「AIR MAX 2015」などの最新モデルまで、自分のオリジナルで製作できるようになりました。
ティンカー・ハットフィールドとマーク・パーカーが踏み出した偉大な一歩は、いろんな歴史的事件を巻き起こしてきました。そして、それはまだ留まることを知りません。
初代「AIR MAX 1」ほか、まだまだ愛され続けるデザインと最新テクノロジーのハイブリッド。更に進化し続けている最新モデル。そして今年の3/26で、28周年を迎える「AIR MAX」。今後の展開も楽しみですね!
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