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2015.04.8

adidas STAN SMITH [アディダス スタンスミス]

現在の日本のスニーカーマーケットをリードしているのはなんといってもレトロランニングと呼ばれる主に‘80年代から’90年代にリリースされたランニングシューズの復刻モデルだ。しかしながら最近人気上昇中のカテゴリーが存在する。それがクラシックなテニスシルエットのプロダクト群。‘80年代以前のテニスコートにおいてトッププレーヤーの足元を飾ったシューズが、現代ではストリートシーンでポピュラーとなっている。

 

そんなテニスシルエットのスニーカーで最も著名で人気のあるのはなんといっても〈アディダス〉の「スタンスミス」だ。日本では昨年2年ぶりに正式展開が復活し、カジュアルシーンで大ヒットしているが、オリジナルは’60年代中期にフランス人プレーヤーのロベール・ハイレの着用モデル「アディダス ハイレ」として登場。のちにグランドスラム大会も制したアメリカの名プレーヤーであるスタン スミスが好んで着用したことから1972年より正式に「アディダス スタンスミス」へと改名されることとなった。

 

シンプルなスムースレザーのアッパーにブランドの象徴三本線を通気孔で表現したテニスシューズは‘80年代中期頃まで高機能モデルとして世界中のプレーヤーに愛用され、世界で最も販売数の多いテニスシューズとしてギネスブックに掲載されたこともある。

 

現代のスタンスミスはストリートシーンでその人気をキープしており、アーティストのファレル・ウィリアムスとのコラボレーションモデルも登場。ストリートにおいてはベーシックなアメリカンカジュアルにピッタリなテニスシューズという従来の概念を覆すことに成功。よりエッジの効いたファッションスタイルを好むスニーカーフリークからも人気となり、直近では〈ホワイトマウンテニアリング (White Mountaineering)〉や〈ハイク (HYKE)〉 とのコラボレーションモデルもリリース即完売となるなど、これらスペシャルモデルは「スタンスミス」に新たな魅力をプラスすることとなった。

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